BLACK VELVETS@姫と四銃士 感想詳細編


以前遊佐さんのライブのゲストとして登場した、
パーカッショニスト山口ともさん。
その巻き込み型のへんてこプレイでがっちり魅了されたわたしは、
いつか絶対BLACK VELVETSのライブに行ってやろうと心に決めてたのでした。
つーかもう、メンバーが濃いよBLACK VELVETS。


田中邦和   sax
テラシィイ guitar
ヲノサトル organ
山口とも  percussion


もう、好き勝手やってるおっちゃんたち、というカンジ。
よいなあ。
お客さんのことは割とどうでもよく、自分たちが楽しければいい雰囲気がたまりません。
(超褒め言葉)
すごくすごく楽しそうでした。
ヲノさんも、静かにはっちゃけるところがステキすぎます。
ベサメムーチョ(カトちゃんのアレ)」のギターが始まった途端に、
ともさんとおもむろにジャケットを脱ぎだし、
挙げ句酔っぱらいサラリーマンスタイルに変身、
そんな格好なのに無表情で淡々と演奏するさまに爆笑させていただきました(笑)


今回はスペシャルゲストということで遊佐未森さんも来てたわけですが、
遊佐さんもだいぶ好き勝手やってました。
自由だよ!
こんな自由な遊佐さん、初めて見たよ!(笑)
あれが多分、素の遊佐さんなんじゃないかなあ。
変な命名も健在。


BLACK VELVETSはオリジナルはやらず、
『あえて引き算の発想で、なぜかいまどき“魅惑のムード音楽”を演奏する』
というスタンスで活動してる人たちなので、一見さんでも十分楽しめます。
演奏する曲がどっかで聞いたことがあるものばっかり。
それに加えて別の楽曲をがんがん混ぜ込むもんだから、たまったモンじゃありません。
「カノン」で始まったかと思えば実は「あめあめふれふれ」だったりして、
音楽を知ってれば知ってるほど楽しめること請け合いです。
「与作」とか「オリーブの首飾り」とか、たまんないですぜ。


てか28曲演奏はすごいです(笑)
(ちょっとメモってた)
一緒に行く予定だったBが仕事で大幅に遅れてきたにも関わらず、
10曲楽しめたのはホントにすごい。
でも、
太陽にほえろ
・私を月まで連れてって
・前半の遊佐さん全部
・別れても好きな人
・ラムのラブソング
・So Nice
が聞けなかったのはホントにもったいないよ。
まあ、仕事なんでしょうがない。


ちなみに遊佐さんが参加した曲は以下。
・ソ ダンソ サンバ
・冬の日のW.
・クロ
・恋は水色
ベサメムーチョ
・つゆくさ
ルビーの指環
・青空(アンコール)


「冬の日のW.」は一応ジャズで、そのときsaxの田中さんが
「ハンパなミュージシャンなんで」という理由で、
「ジャズはできない」とかのたまってたんですが、
家帰ってプロフィール確認したら、アンタ、ジャズサックス奏者って書いてあるヨ!(笑)
ステキなハンパなミュージシャンですな!


最後のシメは「蛍の光」。
かと思いきや、頭とお尻がそうなだけで、そらもういろんな曲が挟まってました。
これこそちゃんとメモすべきだったよ!(笑)
なにがあったっけなあ。
ヤングマン仮面ライダー、童謡も入ってたし、古今東西無節操に入ってた気が。
で、メロディラインを田中さんとヲノさんで交互に弾いてたんですが、
ホントに自由にやってたようで、
「そろそろシメる?」的なアイコンタクトがステージ上で交わされてました。
ステージ上で打ち合わせ(笑)
さすがです。
さすが遊びを知ってるオトナたちは違います(笑)


最後の曲が終わって舞台から下がるとき「モア」をハミングしながら、
テラシィイさんが「アンコールは一曲だけ用意しております」とアンコールを催促して退場。
いや、そんなこといわなくてもちゃんとアンコールするよ!(笑)
で、最後に遊佐さんも出てきて「青空」を歌ってステージ終了。
濃厚な3時間でした。
長いよ、3時間。
すごい濃かったよ、3時間。
(超楽しみましたが)


その後はエントランスでプチサイン会。
BがBLACK VELVETSのTシャツとステッカーを買うも、
Tシャツにサインしてもらうのはなんだかもったいない。
でもサインをもらいたい!ということで、
Bが営業で行った客先で頂いた手ぬぐいにサインをしていただきました(笑)
こ、快く了承していただいてありがとうございました。
ヲノさんには「わけがわかりません」とはいわれましたが(笑)


白の木綿に藍色で、葵の御紋と五反田一丁目町会の文字が入ったその横に、
BLACK VELVETSのみなさんのサインが燦然と輝く手ぬぐい。
なんだろう、不思議とマッチしてるのはいったいなんでなんだろう(笑)


また機会を見つけていきたいです、もう是非に!