遠い音楽


遠い音楽

遠い音楽


わたしが買った、ZABADKの初めてのCDです。
ZABADAKという名前を初めて認識したのは、恐らく『noren wake』の前後。
友人がカラオケで歌ってるのを聴いて、気になってCDを買った、といったカンジだったと思います。
その子のうちのテーブルに、『桜』が置いてあったのだけは強烈に覚えてます(笑)
CD屋に買いに行った時にはこのアルバムの他に『私は羊』『飛行夢』『Welcome toZABADAK』なんかがあったんですが、どんな曲が入ってるかわからなかったので、一番雰囲気の良さげだったコレを選んだんでした。
最初っからジャケ買いかヨ!ってカンジですが、いや、正しいでしょ(笑)
あー、あと、この『遠い音楽』って字面が好みだった気もします。
ちなみにこのCD、友達に貸したまんま返ってきてないので、手もとにあるのは昨晩別の友人から借りたヤツだったりします(笑)


さて。
このアルバムを聴き込んでいたのはかれこれ10年以上前になるので、当然というか、忘れてる曲がちょこちょこあります。
んで、さっきから聴いてるんですが……覚えてないのは吉良さんボーカルのヤツばっかなんですよねえ……(笑)
……当時、ある程度聴いたあとは吉良さんの曲は飛ばして聴いてたくさい……(爆)
あー、でも、『夢を見る方法』だけは聴いてたっぽいですね。
このアルバム以外でも聴く機会が多かっただけ、とかではないハズ(笑)
つーか、バイオリンの間奏が大好きだった(今も激しく好きですが)から、間違いない、多分(多分かよ)


『満ち潮の夜』やら『二月の丘』『Around The Secret』は民族音楽っぽくって当時から好きでした。
基本的にキレイな旋律、楽器がいっぱい、という曲に弱いようなので、このCDにドハマリするのはもう必然だったんでしょうねえ……。
まさに運命の出会い(笑)
あと、聴いてて気持ちいい曲と歌ってて気持ちいい曲は別ものなんだなー、というのも、今感じてます。
『愛は静かな場所に降りてくる』『Sarah』なんかはまさにソレで、曲は好きなんですけど、歌うのはそうでもないです(爆)
もしかしたら、上野さんの曲は概ねそんなカンジかも。
上野さん作曲 → 聴いてて気持ちのいい曲、
吉良さん作曲 → 歌ってて気持ちのいい曲、ってなカンジ?
楽器演奏してる方はどうなんでしょうねー?
『二月の丘』『Around The Secret』みたいに歌っても気持ちいい曲もあるんで、一概にそうとも言い切れないんですけどね。
『桜』の中にもそういう曲がちらほらあったりしますが、これはまたの機会に。


『生まれた街』……どうしよう、ホントに記憶になかった……!(汗)
今聴いたら全然好きな曲なのになあ……なんでだろう……。
吉良ボイスに耐性がなかったから?(失礼すぎる)
このCDの中で、一番覚えてなかった曲です。
『とぎれとぎれのSilent Night』は覚えてるんですけどね、特に前奏の上野さんが歌ってるフレーズ。
……やっぱ吉良ボイスに耐性がなかったとしか考えられない……(笑)
当時はぶっちゃけ……全然イイと思ってなかったんで……(最悪の発言)
……子供が理解するには難易度が高かったっつーことにしといてください……(笑)
『Around The Secret』は聴く度に、北欧系の民族衣装を着た子供たちが旅の音楽隊(吟遊詩人?)の傍でくるくる回って踊っている、というイメージがもやんと出てきます。
後日『noren wake』を見たら、そのイメージに近い、子供たちのダンスが入ってて非常にびっくりしましたが(笑)

『遠い音楽』と『harvest rain』は、わたしの中でのZABADAKの印象を決定付けた曲です。
『遠い音楽』は歌詞が、『harvest rain』は曲が。
まさに刻み込まれたワケですヨ!
なんて優しくて(遠い音楽)なんて泣きたくなる(harvest rain)曲なんだろう、って思ってました。
『harvest rain』は今でも、気持ちが高ぶってる時に聴いたり歌ったりすると目頭が熱くなります。
なんだろう、別に哀しい歌詞じゃないハズなんですけど。
聴いてると胸がざわつきます。
逆に『遠い音楽』はすごくリラックスできるんですけどねー。
どっちの曲にも共通するのは「スケールがデカイ」ってことですかね?
人間てちっぽけ!みたいな(笑)


このCDに出会ってなかったら、歌を歌いたいって衝動には駆られなかったかもしれないと思うと、まさに人生を変えたかもしれない1枚ですね、かなり大げさですが(笑)
音楽とは全然関係ないんですが、歌詞カードに書いてあった事務所の電話番号がまだ9桁だったのが時代を感じさせます。
軽くビビりました、、まさかそんなに年数経ってると思わなかったんで(笑)